ゲストルームリニューアルに向けて Part1

ゲストルームのリニューアルプロジェクトが、ほそぼそと、開始しました。なぜほそぼそとかというと、今のところDIYでできることから手を付け始めたからです。ayurvedahouseは自然とのハーモニーを大事にする事業なので、建物もなるべく自然素材のもの、そしてできるだけ廃材を再利用してリニューアルしていきたいと考えています。

今回はロフトの床を上げ、ロフト部分は物置にするので見苦しくないように壁を作りました。ロフトの下スペースには浴室とキッチンを作る予定で、建築基準法にあった天井の高さにするにはロフト床(ロフト下スペースにとっては天井)を15㎝ばかり上げる必要がありました。その後は壁作りです。友人から使用済みの波板を頂戴し、きれいに洗ったらとても素敵な素材になりました。ところどころくぎ穴があいていたり、へこんでいたりで使用済み感はたくさんあり、いい感じです。実はこの波板を頂く前にネットで「錆びた波板」を探していたら、アメリカ輸入品とかでとんでもなく高価なんです。今は古びた足場板もとても高く売られているし、中古品といっても逆に高かったりします。リサイクルが流行するのは喜ばしいことなんですが、購入者にとっては微妙な状況です。

波板の壁がついたロフト部分。下には浴室とキッチンがつく予定です。

12月には大工の父が来てくれるので、浴室とキッチンの仕切りを作るのをお願いしたいと思っています。父がこのプロジェクトを手伝ってくれるのは、なんと嬉しいことでしょうか。60年以上大工をしている父の技術を見せてもらうのは貴重な体験です。

リニューアルオープンは来年の夏くらいになるでしょうか。その間もリトリートは続けています。完成後はもっとリトリートに力を入れていきたいと考えています。なぜならここは施術やコンサルテーションだけで訪れるにはもったいない場所だからです。ここで日の昇るのを見、沈むのを見届け、満天の星を見ながら日々の生活を振り返ってもらいたいからです。日々の生活で本当に大切なことが、感覚器官や思考が静まった時に見えてくることがあります。多くのお客様にそんな時間を体験していただきたいなぁ…そんなことを考えながら明日も改築作業を進めようと思います。