アーユルヴェーダは古来インドより伝わる伝統医学です。この医療システムは、病気を患う方には回復の手助けを、健康な方には健康を保つ手助けを、人生をよりよく過ごしていくための手段を教えてくれます。生命は身体、精神、魂、五感の統合でできているとし、健康とはこの全てが良い状態であることだと説いています。アーユルヴェーダは数々のトリートメントだけではなく、アーユルヴェーダ製剤、食事療法、生活習慣の改善、瞑想、ヨガ、浄化法などを取り入れ、健康を目指します。また自分の中での調和だけでなく、自分を取り巻く自然環境との調和も大切だとして、一日の過ごし方や夜の過ごし方、季節ごとの過ごし方などを説明しています。

アーユルヴェーダによると、心と体の状態はとても密接な関係にあります。心が良い状態でないとやがて体にも不都合を起こすことになります。逆に心が良い状態だと、すべての人に備わった自然治癒力が働き、病気も回復しやすくしてくれます。アーユルヴェーダの治療は、精神状態を改善することをなくしては不完全だといえます。

しかし日本ではまだ医学としては認められておらず、法的に治療をすることは認められていないため、アーユルヴェーダはリラクゼーションセラピーとしての位置づけになっています。